感謝と決意(2)
しかし、放射能の問題は、桐生市議会の化けの皮をはがしました。
原発事故が起こったこと、放射能が大量に飛散した事実を必死に情報隠蔽する日本政府とそれに追随する地方自治体。
桐生市も、学校だけでも空間線量を測ってくれと言うパパやママの願いを邪険に扱い、5月中旬にやっと測定しても高い値なので情報を隠蔽しました(当時のデータは今でも公表せず)。
東郷直子教育委員は「福島で売れなくなった野菜を給食で使ったらどうか」と提案しました。
給食食材はベクレル検査をしていると言い、毎回「不検出」。が、しかし実は、検出されたデータは公表していなかっただけでした(群馬県県産の白菜からセシウム検出。そのデータも未だHPで公開せず)。そして、地元の野菜からセシウムが検出されたことを隠したのは、「産地への風評を懸念して」ということでした。桐生市教育委員会は、子どものいのちと健康よりも産地の風評を懸念する組織であることがわかりました。
加えて、「給食食材の産地を公表します」と言いながら、納品書を確認すると、日付や価格、数量の記入もないものもあり、産地は未記入。産地は“カン”で公表していました。
桐生市は放射能に高濃度に汚染されているので、桐生市から出るゴミや汚泥を焼却すれば、高濃度の放射性物質が検出されています。これを野ざらしに放置し、一部をお花見ブルーシートでくるんで“管理している”と言いました。もちろん、周辺住民には報告などしていません。自分のところの、放射性物質を高濃度に含んだゴミや汚泥をキチンと処理・処分できていないくせに、東北被災地の瓦礫処理を請け負うと言っています。
このような状況下で、桐生市も、桐生市議会の殆どの議員は「桐生は放射能に汚染されていない」「市民に安心してもらうために、風評を払拭しよう」と口を揃え、安全確保ではなく、市民を安心させるためのさまざまな施策を行っています。
本当に、恐ろしい自治体だと思います。除名が決定した今、市民のみなさま、特に未来を担う子どもたちのいのちと健康が心配でなりません。
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